一括読み込み(Modbus)


■ 部品外観

    

■ 説明

    ファイルからデータを取得し、指定範囲のModbusに保存します。
    対象ファイルの設定は、ファイル設定で行います。

■ プロパティ

    この部品で使用できるプロパティの一覧です。
プロパティ名 デフォルト値 説明
対象ファイル File00 読み込むファイルを選択します。
行番号 固定値

ファイルから読み込む行番号を指定します。「固定値」またはTAG番号を選択することができます。

TAG番号を選択した場合、該当TAGに設定されている値を元に、ファイルの読み込み開始行を設定します。

固定値(行番号) 0 行番号が「固定値」の場合に表示されます。行番号に使用する固定値を指定します。
Modbusアドレス(Dec) 固定値

データの入力開始位置となるModbusアドレスを指定します。「固定値」またはTAG番号を選択することができます。

TAG番号を選択した場合、該当TAGに設定されている値をModbusアドレスとして使用します。

固定値(アドレス) 0

Modbusアドレス(Dec)が「固定値」の場合に表示されます。Modbusアドレスに使用する固定値を10進数で指定します。

使用するアドレスは、入力レジスタの8192(0x2000)+設定値になります。

データ数 固定値

ファイルから読み込むデータ数の値を選択します。「固定値」またはTAG番号を選択することができます。

データはカンマ区切り or 改行までを一つの要素とし、この「データ数」で指定した要素数を取得するまで開始行の先頭からA[x]、A[x+1]・・と要素単位で順次取り込んでいきます。

1行の要素数がデータ数より少ない場合は、次の行の先頭を続きとして読み込みます。

固定値(データ数) 1 データ数が「固定値」の場合に表示されます。範囲に使用する固定値を指定します。
データ形式 符号なしデータ(16bit) ファイルから読み込むデータの形式を指定します。
ワード順 リトルエンディアン

データ形式が32bitの場合に表示されます。

リトルエンディアン:指定アドレスが下位ワード、指定アドレス+1が上位ワードのデータとして扱われます。

ビッグエンディアン:指定アドレスが上位ワード、指定アドレス+1が下位ワードのデータとして扱われます。

次ステップ 下へ 次に実行するタスクの方向を指定します。枠の外へ処理が渡った場合は、最初の命令(0, 0)の処理を行います。

■ 設定例

    Modbusアドレス(Dec)が0、データ数が2、データ形式を符号なしデータ(32bit)に設定した場合、
    ファイル1つ目の要素が入力レジスタのアドレス8192-8193、次の要素がアドレス8194-8195に符号なしのデータとして保存されます。

    ファイルに1431677610,286392319が書込まれていた場合
    ワード順がリトルエンディアン:アドレス8192~8195には順に、0xAAAA、0x5555、0xFFFF、0x1111が保存されます。
    ワード順がビッグエンディアン:アドレス8192~8195には順に、0x5555、0xAAAA、0x1111、0xFFFFが保存されます。

■ 注意

    ファイルから読み込み指定した範囲内で、Modbusで扱うデータ形式へ変換できないデータ(文字列など)を一つでも読み込んだ場合、
    他に正常に変換できたデータも含めModbusへの書き込みは一切行われません。
    なお、ファイル内の32bit幅のデータを、Modbusへ16bit幅のデータとして取り込むような場合は
    下位16bitのみModbusへ書込まれます。